2020年4月28日、カナダ・トロント – 銀行および企業向けにグローバルな貿易金融ソフトウェアを提供するリーディングカンパニーであるSurecomp®は、サンドボックステスト環境において、アプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)アーキテクチャを顧客に公開し、貿易金融処理および接続のデジタル化における新たなオープンバンキング標準を設定することを発表しました。
世界中の銀行が利用可能なAPIsureサービスは、すでに欧州の一部の大手銀行が銀行保証や信用状のリアルタイム処理に利用しています。既存の顧客に対しては、COVID-19時代における貿易金融のデジタル化の重要性を強調するために、期間限定でAPIサンドボックスでの無料トライアルが可能になりました。
Surecompは、貿易金融のデジタル化・オープンバンキング化への移行をリードするよう大手銀行から依頼されました。銀行と全面的に協力して設計されたAPIsureは、最高水準のセキュリティ、コンプライアンス、拡張性、モニタリング、透明性を保証します。柔軟でアジャイルなバックオフィスの接続性を提供するとともに、API管理システム(APM)やAPIサンドボックスを備えています。また、APIsureには、パートナーがアプリやサービスを開発できる開発者ポータルも含まれています。最新のAPIは、データの分析や可視化のサービスだけでなく、生産性や効率性の向上も実現します。将来的には、高度なリスク管理、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)、顧客の把握(KYC)機能、コンプライアンスなどの開発を予定しています。
複数の地域でSurecompを長年利用している欧州最大級の銀行は、貿易金融文書のデジタル化サービスを提供するSurecompのフィンテックパートナーのうちの1社であるConpendのAPIを最初に稼動させました。これにより、従来の障壁を取り払い、顧客への貿易金融サービスの市場投入までの時間を短縮し、紙ベースの取引のリスクエクスポージャーを軽減しながら、業務効率を大幅に向上させました。
「世界有数の銀行がすでに導入している当社のオープンバンキングアーキテクチャは、貿易金融の処理を大きく変えるものだと確信しています。安全なサンドボックス環境内でAPI接続を試す機会をお客様に提供することで、リアルタイムのペーパーレス接続の標準を確立し、その結果、貿易金融のエコシステム全体で銀行、企業、フィンテック企業の成長、効率、顧客満足、コラボレーションの強化を促進できることを誇りに思います」と、Surecompのデジタル化担当VPであるTsafrir Attarは語ります。